2020年とうとう。。
発端は今から2年前、2019年のBBQでの出来事。
私が席を外している隙に、夫と友人夫婦とで富士登山の約束をしていた。。
夫も友人夫婦もフルマラソンをチャレンジするくらいの人たち。
私は近所の川辺をウォーキングしたり、ちょいちょいランニングしたり?
一度10キロマラソンにチャレンジしつつも、
時間内にゴールはしていても完走しきった訳ではないのよね。
なので、その当時から私の体力、筋力、頑張り?次第と言わる始末。
とうとう2020年が明け、登山を始められる春になるのが億劫ではあった。。
もちろんスルーして逃げることもできないし、
かと言って、何の練習も無しに突然富士登山行くぞ!!と言われても無理な話な訳で。
よって必然的に登山服と靴を用意しましたのよ。
ついでに、登山の心得として学ぶことも必要だと思ったので、
女性登山者の本も購入。
女性だから感じる色々なことが載っているし、持ち物リストも行く前には必ずチェックしてる♡
とても分かりやすい説明だったりで重宝してますわ♪
私の初心者コースのイメージは傾斜はなだらか、
いわゆるハイキングコースからのスタートで登山を楽しんでいこうと思っていたのよ。
一番初めに登る山はどこにしようかと検索したけれど、
レベルなんかもあって正直よく分からなかった💦
夫から駐車場があって近場の初心者の山は「太白山」が良いかな?
ということで、最初の山は太白山に決まったの。
いざ、登山にチャレンジ!!
色々、準備するものもあったりで初めての登山決行日は7月23日の海の日。
太白山は標高320.61mの低山。
なんでも、幼稚園児も登頂する山というから、ちょっと頑張れる気持ちがあったの。
トレッキングポールも準備していたけど、まぁ、そんな山ならば自分の足だけで登頂してみようと。
そして、いざ山への入口へ。
そうそう、この日は持っていく荷物が沢山ありすぎて、
色んな初めての景色を写真に残したいと思っていたにも関わらず、
スマフォを忘れて、スタートから気持ちが凹んでたのよ(笑)
入口から写真で紹介できないのが残念だけど、
初めての登山は入口から私の思い描く道ではなく、
本当の山道から普通にスタートだったのよ。。。
木々に囲まれ、暗く、道は細く、開始直後でもう片側崖っぷちのような、
落ちたら転げ落ちること間違いない、そんな道を歩き始めたの。
視界は基本的に日差しの入らない木々ばかり。
そして、ジメジメ感凄い。
正直、景色を撮るなんていう楽しみを持てるほどの景色もなく、
地味に登っていく道に序盤からキツさを感じるばかりだったわ💦
夢のハイキングコース。。何処へ。。
そんなに体力も無かったし、地味な登り坂をひたすら歩く道中、
少しのスペースだけど紫陽花エリアがあって、
ひらけた場所でちょっとしたオアシスのような感じがしたわ(^^)
地味な登り坂にトレッキングポールを置いてきたことに悔みつつ、
丈夫そうで長めの枝を探してポール代わりに。
すれ違うおじさんに、「ハハハ、頼りない杖だね」と笑われつつも、
恥ずかしさなんて、なんのその。
役に立ついい枝を見つけられて、私は満足だったわ(笑)
中腹辺り?で東屋のような休憩場所があるんだけど、
そこから道は狭くなるうえに、段も出てきてせっかくの枝も手放さないといけない状況になってね。
帰りにも枝を使いたいから、自分なりの目印を決めて道の脇に枝を置いて登ることに。
そこを登った先に思いもよらない過酷な登山が待ち構えているとも知らずに。。
低山の落とし穴?
何度もいいますが、私の初心者登山とはハイキングコースのようなところを歩く。
というイメージがあるのだけれど、
目の前に見えるは、絶壁に近い(私にはそう見える)急な岩肌。
迷わず、「無理!!」と叫ぶほど、既に体力も限界で足も疲れでプルプル状態。
え?本当に初心者コース?
頭によぎる言葉はこればかり。
岩肌の脇にある木に繋がれたチェーンを掴んで、体を引き上げながら登っていくのよ。
上から下を撮った写真
トレッキングポールがあっても、もう役に立たないことも十分理解できてる。
チェーンで登りつつも足場は岩場と木の根等でゴツゴツしていて不安定。
途中休み休み登っていくけど、見上げれば岩肌しか見えなく、
正直泣きたい気持ちだったわ。
途中、女性が登れなくなったのかピタリと止まって動かない人も。
簡単に戻るにも戻れないところまできていたし、でも登るにも先が見えない苦しさ。
めちゃめちゃ気持ち分かります(-“-)
苦しい気持ちと体力消耗の中、頑張って鳥居をくぐり頂上へ辿り着いた喜びはあったけれど、
「喜ぶ」という気力は既に無かったよ。
しかも、頂上も岩がゴロゴロした中に、祠がポツンとあるだけ。
せめてと、期待した山頂からの眺めは太白山の木々が邪魔してたいして景色もなく。。
まぁ、低山だけどさ。
美しい見晴らしを期待するのもおかしいのかもしれないけどさ。
頑張って登って、ロケーションも良くないってなに?
登山の魅力って??
帰りも帰りでチェーンが無いと降りられず、
チェーンが無ければ、岩を支えに降りるしかないのよ。
しかも途中で残してきた枝も、誰かがポーイっと遠くに投げたらしく、
手の届かない草むらに枝が見えてたよ。。(泣)
初めての登山は、登山の楽しさも見いだせないまま終わり、
低山とは?
初心者の山とは?
幼稚園児の太白山登頂?
なんかについて暫く調べていたわ(笑)
登山靴を買ったとき、登山をするというモンベルスタッフのお姉さんに登山の話は少し聞いていたのだけど、
太白山登山後に登山リュックを買いに行ったときに話したら、
太白区の幼稚園で皆で登っているらしく、信じられないですよね?ということだった。。
正直、登っているところを見ない限り信じることはできないけれど、
子供たちのパワーは凄いなと思うばかり💦
富士登山、遠いなぁ。。。