3度目の山
やはり、2度目の登山も色々思うところを残しつつ(笑)、
次こそは!!と期待を込めて、
3度目の登山は山元町の深山を登ることに。
8月29日、快晴。
標高287mと今までで一番低い山である。
暑さも厳しいこの時期、
年齢を重ねる度に汗の出方も尋常じゃなく増えているお年頃?
とはいえ、暑さで脱水症状を起こしても大変だから水分はもちろん必須!!
着替えは下山までは出来ないまでも、
ある程度快適な姿で戻りたい気持ちをスタートから持ちつつ、
Let’s go!!
選んだ道は。。
ここ深山は自然観察路・山麓少年の森なので
入口から整備されていて観光的な佇まい。
中を行くと鳥居があり、そこがスタートみたい。
大六天山より低山ではあるけれど、
最初の進みから登りが多かった感じ。
ある程度の山を抜けたら公道に出たのよ。
途中紫陽花の咲く道を通ったら、
明らかに民家の庭のような道を抜けてまた山の中へ。
不思議な登山道(笑)
途中こんな看板があり分かれ道。
この少し前にドリンクタイムで一休憩しているところへ
登山をよくしていそうなおじさんが追い越していき、
「かめいしコース」へ。
私たちも後に続き、「かめいしコース」へ。
この選択がまたしても地獄を味わうことに。。。
3度目の正直は?
ここからの山頂までの道のりは徐々に険しく、
登りも急になり、狭い道幅でひたすら登り続けるだけ。
先に登っていったおじさんの姿はとうに見えなく、
正直、前を見るというよりは足元を見て登り続けるだけで精一杯な私。
トレッキングポールが無ければ、進みはもっと遅かったであろう。
何度も先を歩く夫に、「あと少しで頂上だ」と言われ続けるも先は見えない。
「あと少し」ってどのくらいだよ!!と心では怒りが沸くものの口にする気力も無く。。
私は蚊に刺されると酷く腫れて、以前病院でアレルギーだね。と言われたことも。
そんな私が蚊に刺されまいと、
全身に虫除けスプレー&虫除けのアームカバーを付け挑んでいる登山。
それでもいつも刺されてるんだけどね。
そんな私が登ることに本気で苦しさ、限界を感じて、
「もう、この横の草むらに倒れ込んでしまいたい。。」と
何度、「ここならいけるか?」と、草むらに目をやったことか。
山頂まではまだあるにも関わらず、
水をかぶったように全身汗でずぶ濡れの私。
私の疲労感が尋常じゃ無いと感じた夫が、
この狭い山道で登山用に新調した折りたたみ椅子を出してくれた。
少し斜めになりながら腰掛け、水分補給をするけれど、本当に一時の休息。
歩き始めれば、またしんどい気持ちしか生まれない。
初心者向けの登山。
ここまでの3回の登山。
2度目はヒルさえなければそこそこ快適だったとはいえ、
まだ楽しいと思えていない登山。
この辛さ、私の持久力だけの問題なんだろうか?💦
途中の少し広くベンチのあるところで、下りで休むおじさんが居た。
「この道上がってきたの?登りは向こうから、
下りはこっちの道の方がいいんだよ。もう少しだ頑張って」
夫と話す会話だけ聞こえ、
なに??
やっぱりこれ、普通じゃないんだ!!(泣)
「もう少し」の言葉を信じて登るも、脚は上がらないし、
うーん、感覚的にそれから30、40分は登って頂上に着いたのではなかろうか。
「あと少し」、「もう少し」という言葉。
できれば15分圏内で着く範囲でお願いしたい。曖昧すぎだよ。
ようやく着いた頂上は初めて見晴らしが綺麗だと感じた素敵な場所。
その場所がとても神聖で美しいと感じた頂上への入口。
多分、逆側から登っていたら少し景色も違うし、頂上の見える広がり方も違うし、
この疲労感がまたそう感じさせたのかもしれないけれど、
やっと良い場所に来れたんだ!!という気持ちで頂上まで来ることができた深山。
休憩所には、草刈り機をここまで担いで綺麗に刈ってくれていた人達が休んでいた。
人の手が入ることで、頂上までなんとか登ることができたのだと感じた登山。
ありがとう。
少しベンチで身体を休めてながら、
夫がまた用意していてくれた冷たいコーヒーとリンツのチョコレートをほおばり、
エネルギーチャージ!!
まだ、山登りに対して楽しさというものは生まれていないとはいえ、
景色だけは3度目にしてようやく美しい見晴らしと青い空✨️
ここにも鐘があり、綺麗に作られた鐘楼だった。
真夏だけど休んで座っていると、
汗を大量にかいた身体は冷えてくるのよね。
本来登るルートにすべきだった左への道を下っていくことに。
帰り道は階段、石段など段があるところが多く、
ピヨンピョンとリズムに乗って降りられた(^^)
行きがこれならば、どんなに苦しまずに行けただろうと振り返るよ。
途中一段ずつ私が降りるのに合わせて、少し先を蜂も階段に一段ずつ止まる。
陽の差す穏やかな道のり。
案内をしてくれているのだろうか?
それとも、機をみて刺す?つもり??
蜂に気づいてから、3段くらい一緒に降りて、
ダッシュで逃げることにした(笑)
遊んでくれてたならごめんねーっっ。
不思議な蜂との遊び?体験もしつつ、
3度目の非常に疲れた登山も無事に終了。
帰りは道の駅に寄り、ジェラートを食べ♡
この日はここで夜の肴にタチウオを1尾購入。
帰りにはフルーツピークスで、
この時期だけ食べられる「まるごと桃パフェ」を頂いてきた♡
めちゃハイカロリー続きですけど、
本日、それ以上に頑張った感ありですー。(*^_^*)
山の上でしか味わえない美しさもいいけど、
下で味わう満足感もやはり美味でございます♡